2013.12.02 Monday/22:04 |
大規模修繕を開始 |
category: Property Management | author: ガク |
大家学です。
また、お気軽に何でもコメントいただけると嬉しいです。
今年の夏前から検討中の大規模修繕が開始されました。
川崎市T区、壁式RC3階建(計6世帯)の大規模修繕が開始されました。
CFネッツさんのセミナーで紹介を受けたデカデックスという塗料が面白そうだったので、今回試してみます。この塗料は、内側からの湿気は通し、厚膜で防水性を保ち、ゴムのような弾性を持つ特殊なす塗料です。デザイン的に最大の特徴は、厚膜という点と、艶がないという点です。塗膜に艶がないので、奇抜な色を使ってもマットで自然な風合いに落ち着きます。CFネッツの倉橋さんも紫とかピンクとかという奇抜な色を多用していますが、塗膜に艶があったらトンデモない感じになると思うのですが、デカデックスの場合、艶がないので不思議と落ち着いた表情になります。三崎で確認してきました。ただ、今回は、残念ながらコスト的に合わず、CFネッツさんの系列ではない、地場系の施工会社でお願いをしています。ただ、この業者さんは、デカデックスを取り扱う商社が施工方法を教育する際に、現場へ出向いて指導するような立場の業者さんですので安心です。
現在、足場がかけ終わり、建物から取り除くものを取りつつ、クラックを打診検査しています。
以前、こんな感じで、右側の店舗に木で化粧をしていたのですが、一部腐ってきていたので今回、これら装飾を撤去することにしました。
木の化粧板をほぼ撤去し終わりました。
いくつかの爆裂箇所はすでにマーキングされていました。
爆裂箇所はいずれもかぶりが異様に少ない個所です。
表面すれすれに鉄筋がありますので、型枠施工時の施工不良が問題だと思われます。鉄筋の距離を保つスペーサーが不足していたりして、鉄筋が湾曲したためでしょうか?そんな不良がこういう結果になって現れます。でも、なおし直し修繕していけば性能は保てます。
今回、ここを樹脂モルタルで補修するとのことです。樹脂モルタルは、エポキシが入ったモルタル材で防水性が高いモルタルです。
下は今回使用する食いつきを良くするプライマーと樹脂モルタルの主剤と硬化剤です。
ついでに屋上を確認しました。屋上の劣化から、雨水が室内に侵入したという事件が夏にありました。暫定処理として、変成シリコンを打ったのですが、アスファルトルーフィングには通常アスファルト用のコーキングを用いなければいけないので、剥がれているかどうかが心配でしたが、ちゃんと食いついていました。たぶん、アスファルトも劣化しきっているので、油分が残っていないからかなと思いました。
今回の大規模修繕では、外壁補修、外壁塗装、そして、屋根の上張りを実施します。
外壁と屋根は、予算の関係で、まったく別の業者さんで施工しますので、その辺の現場管理を私が行う予定です。
まずは、外壁塗装ですが、イメージはこんな感じです。
さてさて、完成が楽しみです。
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