2010.07.04 Sunday
シンプルトラディショナル⇒シンプルモダン
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今回取り組んだ東京ビンテージアパートのリフォーム
普通の大家さんだったら、業者さんに頼んで、完成系をみて完了となりますが、
私は、あえて遠回りして、自力を信じ、
プランニング、資材調達、職人調達、施工監理、等全てを行いました。
その分工期は非常に長くなり、4月からの3カ月を費やしました。
その分、完成系にたどり着いた時は感無量で感動しました。
ただのリフォームだけでも、すっごく感動を得ることができるのです。
今回、完成系をまとめていきたいと思います。
■テーマ
今回のテーマは
シンプルトラディショナル⇒シンプルモダン
この内装は
正直、ここまでシンプルにするのは自分だけのアイディアでは思いつきませんでした。
以前、何度か、彼女らが取り組んだ物件を見させていただく機会に恵まれ
非常に感銘を受けましたので、今回、模写して取り組んでみました。
このインテリアは一言で言うと
シンプルトラディショナルをシンプルモダンに変身させること。
築古の部屋は伝統的な和のテイストがインテリアをまとめています。
この和のテイストというのは、シンプルトラディショナル的な要素が非常に強いのです。
伝統的な天井、木の素材感を生かした真壁、紙の素材感を生かしたふすま。。。
これら伝統美的な要素を限りなく目だたさなくさせるために、
なんと!!色を、真っ白に統一するのです!!
すると、構造的にはトラディショナル的なのに、
色彩による影響で視覚が騙されるのです!!
『お!シンプルモダンじゃん』って
しかし、よく見ると、真壁の凹凸や天井の風情が残っており
これが不思議な味を醸し出すのです。
そんなトリックを築古物件では実現することができるのです!
■間取り
最初におよその間取りを説明します。

この絵はリフォーム前の様子を描いています。
(もちろん自分で描きました)
左下に玄関がありそこから居室が上下に2部屋並んでいます。
下側の部屋にはとってつけのユニットバスがあります。
TVと書いている個所は、現状は床の間です。
下側にキッチンそしてトイレがあります。
キッチン右に巨大で使いずらい収納があります。
この収納スペースにキッチンを置くことにし、
既存キッチン場所はフリースペースにすることにしました。
■玄関
玄関の照明のシェードガラスが、途中で割れてしまい
工事用のカバーを掛けていました。
そのまま引き渡してしまいました。

そしてそこから部屋を望むと
イサムノグチの照明が二基並びます。(ウソウソIKEAです)
天井板や桜無垢の棒状の素材は全て真っ白になっています。
面白いのはふすまの左のスペースです
ここは『床の間』でしたが、床材をそのままのばすことで、
不思議なスペースになります。
この空間はTV端子や電話端子を取り付けたので
大画面TVなんかを置いてほしいです。

床材は、
あかちゃんさんお勧めの、ハリー裏面にテープのあるタイプの床材を使用しました。

右側にとってつけの浴室があります。
過去の改修経緯が思い浮かばれます。
左奥がキッチンスペースです。
子供は床材の質感にうっとりしています。

■キッチン
キッチンスペースもも真っ白です。
床も白のCFを貼り清潔感を醸し出します。

キッチンは
サンワカンパニーで調達しました。

反対を向くとトイレの入り口があります。
その左壁には、移設したFE式給湯機
この給湯機、もともと左窓の真ん中辺りにデーンとあったのを
目立たない壁際に移設しました。
FE式給湯機というのは
強制排気式の給湯機の事です。
室内から燃焼空気を取り込み、排気を屋外へ強制排気します。
強制排気というのは、ファンで排気するという事です。
この給湯機の排気管は7mで3曲がりまで許されています。
法律的には、排気個所の前方、側方、下方にある規定距離があり、
そこに、窓などの開口が存在してはいけません。
また、排気管の接続は、必ず二か所以上のビス止めとシールを併用しなければなりません
それらの法規制を満たすように施工しなければなりません。
本工事は有資格者により施工する必要があります。
トイレ扉はリフォームできませんでした。
完全に、時間切れでした。
ここだけトラディショナルっぽいでしょ?

このキッチン床下に私の多くの時間を注ぎこんだのです!!
実はリフォームにおいて見えない部分に費やす作業が8割
表面のクロスや床材なんかは一瞬で仕上がるのです!
本当は、この見えない作業の部分で多くの勉強ができるのです。
■トイレ
トイレの中はそのままですが、
便座だけ交換しました。
IKEAの木の便座です。
以前、ジェービルさんがこの便座を使用して
ハイセンスな3点ユニットバスを仕上げていたのを参考にさせていただきました。
そのままパクリました。

■メイン洋室
この部屋はもともと日本舞踊の先生が踊りを教えていた舞台でした。
天井高が2.7mもあり、天井には埋め込みの蛍光灯がありました。
この埋め込み蛍光灯がくせもので、電球を交換しても全然点灯しないのです。
原因を突き止めると、安定器が故障していました。
しょうがないので、ガイシをとりつけ電球タイプの蛍光灯を中に設置しました。
これがいい感じに仕上がりました。
点光源に近く、下にある板ガラス状のカバーによるほんのり揺らぎを与えられ
こぼれでる光を実現しました。
ここも壁天井とも全て白で仕上げています。

壁面にはライティングレールを配置しスポット照明を2期
これを左右の壁面に構築しました。
もともと日当たりの無い部屋で、薄暗かったのですが
天井埋め込み照明とこのスポットによって
全く、暗さを感じなくなりました。
さらに、照度を落としても雰囲気の出るように
全ての電球は昼白色ではなく!暖色系のものを使用しています。

一か所だけ、トラディショナルを残しています。
天井高を利用した、収納棚の扉です。
なにか、ここだけはそのまま残したくなる雰囲気だったので
そのままの色で清掃だけして残しています。

■最後に
祝福の舞いを

ついでに踊りの舞台で、決めポーズ!

最後に、いろいろな方からの知識を集大成して仕上げた今回のリフォーム
参考にさせていただいた皆様、そして、施工に協力していただいた皆様に
ありがとう
at 06:43, ooyagaku, 東京築古ビンテージアパートメント
comments(2), -, pookmark
東京築古組(AssoViA)



